こんにちは、しょんです。
最近、僕の友達が
”米国株に興味があるけど、為替リスクが怖いなぁ”って相談してきました。
だから僕はこう回答しました。
”米国株の利益が為替のせいで、無くなったとしても悪い事じゃないよね”
”むしろ喜んでもいいんじゃない?”

いや、その理屈はわからん
友達には、最初は理解してもらえませんでしたが、
ちゃんと話したら理解してもらう事が出来ました。
この記事を読んで、”為替の不安”について考えて、
そんなことよりも、もっと怖い事を気づいてもらえると嬉しいです。
早速ですが、本題に入ります。
そもそも為替ってなんだっけ?
超基本的ですが、為替とは何かを軽く説明します。
auじぶん銀行の為替の説明が分かりやすかったので
これを基に説明します。

為替とはモノの交換レートです。
ここでは、日本円とドルの交換レートの事を書きます。
日本円が欲しい人が増えれば
日本円の価値は上がるので、以前より少ない日本円で1ドルと交換できます。
これが円高(日本円の価値の上昇)です。
逆に日本円が欲しい人が少なくなれば
日本円の価値は下がるので、以前よりたくさんの日本円と1ドルが交換できます。
これが円安(日本円の価値の下落)です。
つまり、日本円が欲しい人が増えるか、減るかで交換レート(為替レート)が変わるのです。

なんとなく、理解できたよ!
日本人が為替で損をするケースとは?
ズバリ、
円安(日本円の価値が低い時)にドルに交換して運用を行い、
運用後のドル資産を円高(日本円の価値の高い時)に円に戻すケースです。

文字にするとわかりにくいなぁ。
具体的な数字でイメージしてみましょう。
1ドル120円の時に120万円をドルに交換します。(円の価値が安い時)
120万円÷120円=10000ドルなります。
この10000ドルを米国株に運用して12000ドルに増やせたとします。
この資金を円に換えるときに
1ドル80円になっていた場合(円の価値が高い時)
12000ドル×80円=96万円になります。
つまり、120万円を運用したのに96万円しか返ってこないのです。

やっぱり損してるじゃん!
これで喜ぶ人なんていないよ!
僕の友達の言う通り、
この取引だけ見ていれば、損しています。
でも、この時、世の中の動きがどうなっているのか見て欲しいのです。
あなたにとって損をしていると言い切れるのか考えていきましょう。
次に説明します。
損するケースの時に、世の中はどうなっているのか
最初に結論だけ書いておきます。
損するケース(上記のケース)の時、円の価値が上昇しているのです。
大半の日本人の資産の大半が日本円である事を考えると、
円の価値が上昇している=(相対的に)資産が上昇している。
円の価値が高くなっているという事は、
外国の商品(ドルで支払う商品)を割安に購入できる状況です。
個人単位ではイメージしづらいですが、
企業が安く商品を輸入できるようになっており、
今までより安い値段で商品が売られることになります。

言ってることわかるかな?
分からなかったらコメントください。
安く商品を買えるという事は、生活が豊かになっているという事です。
(例えば、浮いたお金で別のものを買うことができるなど)
日本で働いている人の大半は日本円で給料をもらっていると思いますし、
資産の大半も日本円だと思います。
上記の損するケースで、
自分の資産の一部が為替で損したとしても、日本円の価値が上昇して(円高になって)
給与などを日本円受取っている限り、相対的に生活は豊かになっているのです。
そして次に書くことが一番重要な事です。
為替リスクより、もっと怖い事。それは、、、
結論を書いておきます。
それは、、、日本円だけを持っている事
円安になった場合、海外から商品を購入する費用が高くなる。
=資産価値は相対的に下がる。
円の価値が低くなっているという事は、
外国の商品(ドルで支払う商品)を割高でしか購入できない状況で
そうすると、
今まで1000円だった商品が、1200円で販売されるようになります。
つまり、今までよりも円の価値が下がっているので
日本で働いている大半の人の資産価値が下がるのです。

イメージはつかめたかな?
だからこそ、外国通貨を持っておくことが重要なのです。
円だけの人=リスク分散が出来ていないのです。
最初の投資の話ですが、為替で儲かった(円安)って人がいたら、
”でも資産の大半が日本円だから、相対的には貧しくなってるかもな”って考えられると良いですね。
まとめ
今回は大局的な話をしました。
でも為替と言うのはそんな単純ではありません。
色んな要素が組み合わさるからです。
だから、円高=生活が豊かになる、円安=生活が貧しくなる
と思いすぎないようにして欲しいです。
今回伝えたかった事は、そこではなく
日本円だけをもっているのって、怖いよねって事です。
みなさん、外国株などに目を向けてみましょう。
ここまで見て頂き、ありがとうございます。
これからも更新していきますので、よろしくお願いいたします。
それでは
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