こんにちは、しょんです。
今日は僕が銀行員時代に大変だった事を書いていきます。
ノルマが膨大!とか飲み会の頻度が多い!とかそんな話じゃありません。

それは、他の企業でも同じだもんね
銀行独特の大変さを伝えられたらいいなと思います。
今日はその中でも印鑑にまつわる大変だった事を書きます。
これから銀行に就職を考えている人がいれば、
銀行の大変さを知ってもらえる機会になると思います。
また、銀行を普段から利用しない人は
これを見て銀行取引における印鑑の重要性を知ってくださいね。
早速ですが、本題に入ります。
登録した印鑑でしか契約ができない。(しかも登録する印鑑が多すぎる)
普段から銀行に行く人なら分かると思いますが、
銀行では、口座開設時に登録した印鑑でしか契約等ができません。
しかも登録する印鑑は沢山あって、お客さんが覚えていないケースが結構あります。
☑日常の取引用
☑融資契約用
☑財形取引用
☑(上記のほかに実印が必要な場合もある)
これでよく困るケースが2パターンあります。
具体例を書いていきますね。
ケース1:親が作った通帳を使っているなど、銀行印がある事を知らない
これが一番多いです。
親が通帳を作って、
そのまま引き継いで使っていると取引の印鑑が分からないケースがあります。

銀行印(通常の取引印)を持ってきて下いね。

あー印鑑ね。わかったよ。
(取引印とかわからんけど、いつも使っている印鑑を持っていけばいいか)
~~~取引当日~~~~

じゃあ、ここに銀行員を押してくださいね

はーい。

あれ?これは違いますよ?

え?そうなの?
取引印??
これはレアなケースではなく、よくあるケースです。
サラリーマンだと、平日が仕事の人が多いので
銀行に来るために有休を使う人が多いです。
せっかくの有休を使っても、
印鑑が違うので取引ができません!ってなってしまいます。
銀行員の立場からすると、契約できる!と上司に報告していたのに
当日契約ができなくなってしまうので、上司にがっかりされます。

がっかりって言うのは
マイルドな言い方だよ。笑
一旦取りに帰ってもらうなど依頼しますが
無理なときは、お客さんの家に行ったりします。
ケース2:通常の取引印と融資印が違う事をわかっていない
これも良くあります。
法人の場合は日常から契約をしているので
間違える事は少ないですが、個人の方はこれをよく間違えます。

明日は融資の契約なので
通常の取引印と融資印を持ってきて下さいね。

あれ?融資印ってなんだっけ?
これであれば、その日に説明して
それっぽい印鑑を持ってきてくれれば、どれかは合います。
でも下記のケースの時は絶望です。

明日は融資の契約なので
通常の取引印と融資印を持ってきて下さいね。

(よくわからないけど、いつもの印鑑ね)
わかったわ!
~~契約当日~~

じゃあ、ここに融資印を押してくださいね。

ここに押すわね。

あれ?この印鑑違いますよ?
これも結構良くあります。
お客さんは、説明を聞き流しているパターンがあります。
これでその日に契約ができないと、一番困るのはお客さんです。
だからお客さんが本当に理解しているのか、結構しつこく確認していました。
その他の印鑑にまつわるメンドクサイ事
・印鑑がかすれたら押し直し(かすれても見えるのに)
・二重押しNG
・捨印はダメ🙅
・訂正箇所の全てに印鑑を押す必要あり
などなど、色々めんどくさいです。
1対1の契約ならそこまでややこしくないですが
複数の人がかかわる取引の場合、かなり厳しくなります。
まとめ
印鑑ってメンドクサイですよね。
最近は河野さんが押印の廃止に向けて色々やっているので
銀行の印鑑も無くなるかもしれませんね。
でも、印鑑文化がまだなくなったわけではありません。
銀行員になると印鑑取引の大変さが分かると思います。
銀行員で無い人も
銀行に行くときはどの印鑑が必要なのか確認しておきましょうね。
ここまで見て頂き、ありがとうございます。
これからも更新していきますので、よろしくお願いいたします。
それでは
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